忘れんぼのバナナケーキ 森村桂さんのレシピ本
「忘れんぼのバナナケーキ」を焼きました。
私が森村桂さんの本に出会ったのは、小学生の時に図書館で。
「森村桂のケーキ屋さん」という本でした。
当時の私は、この本を何度も読み返しました。
返却期限になると、1度戻して、また借りる・・・・という感じ。
それを見ていた年の離れた姉たちが、誕生日にプレゼントしてくれたのがこの本たち。
今でも宝物です。
新品のようにピカピカ。
小学生の時、この本に載っているお菓子は、材料が揃うものはほとんど作りました。
小学生でも簡単に作れるのです。
ほとんどがトースターで焼くお菓子だから。
そして、基礎となる「カトルカー(カトルカール)」で作られます。
この基礎を応用して、色々なケーキになります。
森村桂さんのケーキの中で今でも作り続けているのが
「忘れんぼのバナナケーキ」。
何度も何度も作っているので、レシピは覚えてしまいました。
焼けたら1晩は置いておく方がおいしくなります。
温めて食べるのが、これまたおいしい。
私は、「野田琺瑯ホワイトシリーズ」に入れて保存し、朝ごはんとして食べることもあります。
砂糖はほんのちょこっとしか入れていないので、朝ごはんにも最適です。
腹もちも良いですよ。
森村桂さんのお店、軽井沢にある「アリスの丘ティールーム」に行くのが、小学生のときの夢でした。
それから何年も経ち、「いつか行けたらな~。」と思ってはいましたが、一度も足を運ぶことはありませんでした。
その後、森村桂さんが亡くなったことを知りました。
確か、新聞を読んで知ったんだったかな・・・ショックでした。
小学生の時は「アリスの丘ティールーム」に行って、森村桂さんの作るケーキを頬張る夢を何度かみるくらい憧れていました。
今でも「アリスの丘ティールーム」ってあるのかな?
バナナがたっぷり入って、弾力もあるこの素朴なケーキ。
今では作って食べるたびに、ほんの少しだけ悲しい気持ちにもなります。