甘夏マーマレードの作り方
今日は、甘夏マーマレードの作り方。
先日のブログでちょろっと書いた「甘夏マーマレード」についての問い合わせが多かったので、今日は簡単にですが作り方を。
コトコト果汁を煮込む時間よりも甘夏を剥いている時の方が10倍辛い「甘夏マーマレード」です。
甘夏マーマレードのレシピ
・甘夏 好きなだけ
・甘夏の皮+実の重さの70%~100%の砂糖
(※冷蔵庫に入れて早めに食べ切る場合は30%~の砂糖でもOK)
※できるだけジャムを煮る鍋はホーロー鍋かステンレス鍋で。アルミ鍋や鉄鍋は酸に弱いために煮込む内に金属が溶け出す可能性があります。
※長期保存する場合のジャムを入れる瓶は、しっかり煮沸消毒し(瓶も蓋も10分~15分ほど煮沸)、しっかり乾燥させたものを使用します。その時一緒にジャムを詰めるスプーン、混ぜるヘラもしっかり煮沸して乾燥させます。
①甘夏をきれいに洗い水気をふき取ります。
ヘタの部分を包丁で切り落とし、皮に十字の切れ目を入れて皮を剥きます。
②剥いた皮を白わたを付けたまま3mmほどの厚さになるように刻みます。でも本当に適当で良いです。太くても歯応えがあって美味しいので。
③刻んだらこの皮の重さを量ります。
量ったら皮が全部浸かる位のたっぷりの水を入れた鍋で煮ていきます。
蓋をして20分~30分ほど煮込みます。
④皮を煮ている間に実から種と薄皮を取り除きます。
薄皮と種を取った実の重さを量ります。
そして先ほど量った皮の重さと実の重さを足した重さの70%~100%の砂糖を準備します。
⑤皮を煮たらザルに上げ、たっぷりの水に1時間以上さらします。
その間、鍋に薄皮を剥いた実と砂糖入れて置いておきます。
⑥水にさらした外皮をザルに上げて手で軽く絞ります。そのあとキッチンペーパーや布巾に包んでギューっと絞り水気を取ります。
実と砂糖を入れておいた鍋に水気を絞った外皮を加えて煮ていきます。
⑦沸騰したら弱火にしてコトコト煮ます。
実を潰しながら煮るも良し、実を残しなから煮るも良し。どっちもウマイ。
とろみが付いたら火を止めて煮沸消毒した瓶に煮沸消毒したスプーンで詰めて熱いうちに蓋をします。
※長期保存する場合は、瓶の蓋までしっかり被る水に入れてジャムを詰めた瓶を20分~40分煮沸します(真空密封状態になります)。
煮沸したら火傷に気を付けながら瓶を取り出して、布巾などの上に置いて冷まします。
※長期保存していたジャムの瓶の蓋を初めて開ける時に、「プシュッ」という音がしなかったら中身が腐敗している場合があるので注意します。
甘夏マーマレードのできあがり。
甘夏の皮の苦味が本当に美味しい。
子供の頃は給食に出てくるマーマレードが苦手で家に持ち帰っていました。あの酸っぱさと苦味がダメだった。
でも今は果物ジャムの中で一番好き。大好き。
ドライフルーツとこのマーマレードをたっぷり混ぜ込んだケーキを焼いて毎日少しずつ食べています。