肉じゃが丼
今日の夕飯は、肉じゃが丼。
ただご飯の上に肉じゃがをのせただけの簡単な丼。
でも私にとっては思い出の肉じゃが丼。
作り方は簡単。
作った肉じゃがを
ごはんの上にのせていくだけ。
お好みで卵も。
黄身を潰して
軽く混ぜて
いただきます。
小学生の時に「林間学校」というものがありました。
山の中にある「少年自然の家」というところに宿泊します。
その宿泊施設までの道のりが、もー本当に大変でした。
ちゃんと舗装された道もあるのですが、なぜか獣道のような未舗装の歩かされました。
小雨の降る中。
先生も含めて何人もの人が転び、泥だらけになりながら1時間で到着。
到着してすぐに宿泊施設が用意したごはんを食べることになったのですが・・・。
これが美味しくない。
カレーなのに美味しくない。
みんな薄々気づいていました。
カレーが美味しくなっていうことは、きっと他の料理もそういうことだろうと。
そしてやっぱり、他のご飯もいまいちでした。
それでも林間学校は楽しかったです。
肝試しの時に驚き過ぎてへんてこな顔になったところを写真に撮られたり、キャンプファイヤーで赤いビニールの衣装を着て王冠を被った人たちが謎の儀式?劇?のようなものをしたり・・。
正直ごはんのことは皆諦めていました。
そして最終日の朝ごはん。
配膳の列に並んでいると、ご飯がたっぷり入った丼ぶりをトレーの上にドン!と置かれました。
そして進んでいくと、そのご飯の上にお玉を使って肉じゃがを入れてくれました。
ほんのちょっとだけ・・・ごはんに対して明らかに少なすぎる肉じゃがの量を。
そして生卵。
席に着いて期待もせずに肉じゃが丼を口に入れたのですが・・・美味い。
これが本当に美味しかったんです。
肉じゃがの量が少な過ぎたんで、最後は生卵と醤油でごはんを食べましたが、あの時の「肉じゃが丼」は今でも覚えているほど美味しかったです。
あの少ない肉じゃがが悲しかったので、私の作る肉じゃが丼にはたっぷりと入れます。
肉じゃが丼のためだけに肉じゃがを作ります。
今でも肉じゃが丼を食べるたびに、あの林間学校のつらさ、楽しさを思い出しています。